国会パブリックビューイングin西宮

国会パブリックビューイングって何?という方は、こちらを。

ごく簡単に記述すると、国会審議を街頭で上映するという取り組みで、法政大学の上西充子先生が有志らとはじめられました。

現在では各地で様々な人が様々な形で取り組まれています。


年末を区切りに一旦お休みをいただいて、あたたかくなってきたので再開しました。

昨日は2020年になってはじめての国会パブリックビューイングを実施。

おもしろいことがあったので、書き残しておきたいと思います。


「桜を見る会」追及の野党合同ビラを配っていた方によると、いつもより受け取りがよく、幅広い年代から反応があったと。

30代くらいの男性からは、「どうやったらいい政治に変えることができるんですか?」と質問があったそう。


わたしはマイクでしゃべらないといけないということがあるのと、誰も見ている人がいなかったら寄って来づらいだろうと思って、基本的にはいつもスクリーンの前で映像を見るようにしているのだけど、昨日は、アメリカ人の中年男性に声をかけられたので少し話した。


その男性は、「これは安倍首相を応援するためのものか?」と聞いてきたので(たしかに何も知らない人からすると、安倍首相を応援しているように見えてもおかしくはないなと思った)、いえ、安倍首相に反対する立場の宣伝ですと答えたら、「お〜、わたしも同じ考えです」と。

そこからその男性は、看板に書かれている"Japanese Communist Party"という文字を発見。

「"Communist"にはいろんな意味があるけど、中国やロシアのことがあるからイメージが悪いですよ!」と言ってきたので、日本では共産党は弾圧され、殺される側だったんですよと言ったんだけどおじさんも譲らず。

まさかアメリカ人からも名前の変更を提案されるとは思っていなかったので驚いたけど、「アメリカでは"Democratic Socialist"(民主的社会主義者)と言っていますよ」と言われたのでまさかと思い聞くと、「はい、バーニー・サンダース支持者ですよ!」と予想的中。


最近、赤旗でもよく「アメリカのミレニアル世代の間で社会主義・共産主義への評価が高まっている」という話をよく見かけていて、ほんとかな〜と半信半疑だったんだけど、この男性との会話で、なるほど、やっぱりアメリカではまだまだ"Communism"はイメージが悪いが、"Socialism"に対してのイメージは悪くないからこそ、民主的社会主義者を名乗っているバーニー・サンダースへの期待が高まっているのだと妙に納得。


たった一人の意見をして全体がそうだと判断はできないけれど、この見方は結構当たっている気がする。

もちろん、そんなことを言われてもめげずにCommunistの看板は下ろさないし、社会主義・共産主義社会の実現を目指して邁進するのみだけど、科学的社会主義の立場からも、現実を正しく認識して進んでいきたいなと思った経験でした。


やっぱり外に出ると思わぬ出会いがあったり、おもしろいな。

Whatever choice you make

まだ生きてる

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